アリババが、アメリカのファッションブランドに Tmall の扉を開いた。
Tmall はアリババが運営する中国最大のオンラインモール。すでに25万を超えるブランドがリストされている。世界的ブランドも多く販売されており、ラグジュアリーパビリオンには、カルティエ、プラダ、ヴァレンティノ、バーバリー、トリバーチ、マイケルコーズ、コーチといった商品が掲載されている。
アメリカでもコロナパンデミック以降、ロックダウンによる店舗閉鎖、自宅待機により、服が売れなくなってしまった。
アパレル業界のおかれている状況が度々報道されることで、アメリカ国内でもその苦境が皆の知るところとなった。さらに、その下請けの繊維工場、製造元も資金ショートのリスクにさらされており、アパレル各社に対して納入品の前払いを求めている。
服が売れない、服が作れない。悪循環に直面しているアパレル各社は、金融機関からも資金調達が困難になってきている。資産を抵当に入れたり、自社ビルの売却に踏み切るところも出てきている。
アリババは、マーケティングから代金回収、物流までハンドリングしてくれる。なかでも14億人の消費者をターゲットとした11月11日の独身の日のイベントは、アパレルメーカーにとって魅力的に映る。
アメリカのアパレル市場が苦しい現在、さらに多くのブランドが Tmall に押し寄せる可能性がある。https://www.forbes.com/sites/rickhelfenbein/2020/08/02/fashion-world-clings-to-alibabas-tmall-as-retail-sales-plummet/#c7443de1d6f8