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アマゾン モントリオールに集中投資

カナダのケベック州最大の都市モントリオール。

周辺域内を含めると、約400万人が住む。フランス文化の残るこの街に、アマゾンが5ヶ所の物流センターを整備しつつある。

5つの物流センターは、仕分けセンターが2ヶ所、配送ステーションが3ヶ所。顧客への配送スピードのアップを目的とし、新たに1000人以上の雇用も創出する。

アマゾンがケベック州に初の物流センターを開設したのは昨年のこと。モントリオールから西へ約60kmのコトーデュラックに新設した4万8300㎡の仕分けセンターは、ケベック州最大規模。ここで500人以上の雇用を創出した。

昨年夏にはモントリオール郊外ラシーヌで仕分けセンターが稼働を開始し、300人のフルタイムの雇用を創出している。

今年と来年にかけては、新たな配達ステーションを3ヶ所建設する。モントリオール郊外のラヴァルに2ヶ所、ラシーヌに1ヶ所。さらにモントリオールの南岸にあるロングイユにも、別の仕分けセンターをオープンさせる予定という。

カナダの古都とも称されるモントリオールはここ数年来、デジタル産業の集積に官民を挙げて取り組んできた。今では大手IT企業の本社も立地し、特にAI分野で頭角を現しつつある。アマゾンが注目した理由は、人口だけではないのかもしれない。

https://www.bnnbloomberg.ca/amazon-to-open-five-facilities-in-quebec-and-create-more-than-1-000-jobs-1.1550786

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