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ベストバイ 全店舗の4分の1を物流施設に

アメリカの家電量販店大手のベストバイは全店舗の4分の1を物流施設にすると発表した。

来月から試験的に、1000店舗のうち250店舗をオンラインフルフィルメントセンターにすると発表。店舗仕様を変更し、ネット注文専用の物流センターとして活用する。

先週火曜日、ベストバイCEOのコリー・バリー氏は記者団との電話でのやり取りで、「コロナによりベストバイは不確実性に直面した劇的な変化を強いられた。小売業界は消費者の好みや消費行動も一変したことを認識し、それは一時的なものではなく恒久的なものになったと確信している」と述べた。

250店舗をフルフィルメントセンター仕様へと変えることで、ネット注文を受けてから消費者に届けるまで迅速に対応することができる。これらの店舗は、広さや配送の対応能力から判断して選定された。

消費者がネットから注文したベストバイの商品をピックアップできる場所は、実店舗のほかにも協力企業の施設も数多く存在し、現在では1万6000か所以上にのぼる。

「店舗の役割や形は変わるが、店舗は減らさない。店舗は我々にとってユニークで強力な資産だ」とバリー氏は述べる。

個客はネットで注文した商品を、店舗から直送するか、店舗でピックアップするか、カーブサイドピックアップするか、選ぶことができる。この250店舗で、ベストバイのネット注文全体の60%を担う計画だ。

ベストバイのオンラインセールスは米国で242%増加し、四半期の出来としては過去最高の記録的な伸びとなった。この状況下でも店舗セールスも好調で、この2年間としては最も大きな年間5.8%増となった。

コロナパンデミックで流通経路が大きく変わり、実店舗での販売は苦戦を強いられているとされてきた。しかしベストバイの戦略は、ネット通販を組み合わせれば実店舗での販売も伸ばすことができることを示す、ひとつの好例となりそうだ。https://www.cnbc.com/2020/08/25/best-buy-experiments-with-stores-as-it-bets-on-online-shopping-shift.html

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