ウォルマートは生鮮食品の納品に、IFCOシステムズ社が開発した Reusable Plastic Container (RPC) を利用すると発表した。
RPC とは、いわゆる再生利用する容器のこと。形は折りたたみ式のプラスチックコンテナである。日本では通い箱といえばわかりやすいかもしれない。
ウォルマートとIFCOとの契約は7年。今後、サプライヤーはこの RPC を使ってウォルマートに納品するようになる。
ウォルマートは「2030年までに温室効果ガスを1ギガトン削減する」という「ギガトンプロジェクト」を掲げている。
IFCOのRPCを使い、完全な実装段階に入ると、以下のような効果が期待できる。
まず、ウォルマートが年間70,000トンのCO2を削減できるこ。
これは、自動車16,000台分の排気ガスの量に相当する。
続いて、4,000万キログラムの固形廃棄物が削減される。
これは1,900万人が生み出す廃棄物の量に相当する。
10億キロワットの電力エネルギーを減らすことができる。
これは、電球250万個分に相当する。
100万立方メートルの水を消費しなくてすむ。
これは、3400万人のシャワーの使用量に相当。
最後に、サプライチェーン上で傷物となり廃棄される商品700万キロ分を減らすことができるという。
これは、毎年1100万人以上の食事量に相当する。
その効果は絶大といっていいが、ふと疑問が浮かぶ。これまでどんな箱で納品されていたのだろうか。https://www.supermarketnews.com/sustainability/walmart-steps-reusable-plastic-container-packaging-fresh-produce