アメリカに異常気象が発生している。
カリフォルニアの山火事が今年も発生しているというニュースを耳にするが、ハリケーンも大きな傷跡を残した。
先週ハリケーンローラが米国南部のテキサスとルイジアナを襲った。
ストーム内の風速は時速220キロにのぼった。
4人が倒木により死亡。
ルイジアナ州レイクチャールズの高層ビルの窓ガラスは粉々。同じレイクチャールズ市内の化学プラントからは出火。
ルイジアナ州、ミシシッピ州、テキサス州、アーカンソー州の91万以上の家と事務所は断水と停電の状態。
メキシコ湾にほぼ接するキャメロン地区は特に甚大な被害が報告されている。
「ハリケーンローラが直撃したのはテキサス州とルイジアナ州の州境エリアで、周辺人口約60万人。約50㎞西の人口700万人のヒューストンに直撃していたらさらに被害は甚大になっていた。」と気象学者のジョンデイビスは述べる。
メキシコ湾に面するテキサス州とルイジアナ州において、ヒューストン港は水曜日と木曜日閉鎖。ガルベストン港も閉鎖。
船と港の稼働を一時的に停止している。
鉄道のユニオンパシフィックは、ルイジアナターミナルとヒューストンのインターモーダルターミナルを閉鎖。
FedEx、UPS、USPSは業務を制限するが、影響のないエリアには宅配業務を行う。
FedExは荷送人に対して、受取人が受け取れる状況にあるか事前に確認したうえでの発送を推奨している。
ルイジアナ州は海抜が低い湿地帯のため洪水被害にあいやすい。
今回、海抜の低い場所は浸水が6メートルの高さになると言う。
山火事にしても巨大ハリケーンにしても、もはや異常ではなく、普通になりつつある。